【読書記録】ペンギンから考えてみる【3冊目】

夏になると良く着ているペンギンの描かれたトップス。

地元の水族館とファッション企業がコラボしたものだ。

その水族館は経営元が替わるとともに、施設の老朽化でリニューアルするため、しばらく休園するらしい。

子供の頃に何度も見た水槽はなくなるらしい。

初めてトンネル型の水槽ができ、古代から生きる魚達に興奮した。

そして何といっても長年変わらずに出迎えてくれるエントランスの大水槽は、いつまでも眺められる。

大きく揺れる波の音、水面上から差し込む光は、大小様々な魚たちに遮られたり、揺られたりしながら、見上げる来場者の元に届く。

大きく、静かで、力強い青の世界。

私も、漂う一匹の魚のような気分になった。

そんな素晴らしい体験をつくってくれた方々に感謝。

さて新しい施設はどんな夢を見せてくれるんだろうか。

話は戻り、トップスのペンギン。

なんとも言えないぼんやりとした目とシルエット、そしてよたよた歩きそうな姿勢。

暑さにイライラしていても、このペンギンを連れていれば、固くなった気分もすぐに緩む気がする。

なにか落ち込むようなことやイライラした気持ちがあっても、そんなことはどうだっていいんだとも思えてくる。

弱そうなのに、こいつは負けないペンギンだ。

そんなペンギンを連れていたから、気になったペンギンの本。

表紙をめくり読み始めると、物語のように思える。

でもどうして生物の棚にあるんだろう。

それは最後まで読めばわかる。

タイトルの通り、あるペンギンとの出会いでその人の運命が変わった話。

このペンギンはとても賢くて強かった。

楽しませてくれる水族館も、生き物の命に対峙している。

彼らはこの地球で同じく暮らす生き物たち。

自分の行動が、彼らにどんな影響を与えているのか、そして与えられるのか、改めて考える。

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▼今回の本

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